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日々感じたこと、思ったことを風化させないように、、、忘れっぽいので。
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(登場人物)
ソニエール…初っ端に殺されたヌーヴル美術館館長。実は、シオン修道会の長。
        シオン修道会は、以下に記述したようにイエスの血脈・イエスの子孫を守るため
        の組織らしい。
ロバート…主人公。大学教授。殺されたソニエールが残した遺言にロバートの名が
       あったため、殺人犯と間違えられ、パーシュに追われる身となる。
ソフィア…ソニエールの孫。ソニエールの遺言を正しく理解していたは彼女だけだった。
        その遺言より、ソフィアとロバートは引き合わされる事になる。
パーシュ…オックスデイというキリスト教派の信者であり、刑事。
       オックスデイと、シオン修道会は、真っ向から対立している。
        大昔はシオン修道会も武道派で鳴らしていたようだが、今は割合いおとなしい。
ビリー…ロバートの親友。聖杯探しに生涯を捧げる老人。
シラス…カトリック系教派の極右集団オックスデイの鉄砲玉。

(あらすじ)
・ソニエールはオックスデイの信者であるシラスに殺されるが、絶命する間際、ソフィア宛の
 遺言に「ロバートを探せ」というメッセージを暗号文で残す。
 このためロバートは殺人犯と間違えられ、刑事であるパーシュに追われることになる。
 (※オックスデイは聖杯の破壊を目論んでおり、シラスはその在り処を問い質すために
   ソニエールを尋問した。そして、口を割らされたソニエールは、結局、シラスに
   殺されしまう。)
・シラスはソニエールの言葉どおりに、或る教会の床の下を探すが、目的のものは
 そこに無かった。
 ソニエールは死を前にして、偽情報をシラスに教えたのだ。
・ソニエールの遺言により引き合わされたロバートとソフィアは、ヌーブル美術館の絵画
 の裏から百合の紋章を見つ出した。それは、ソニエールがシオン修道会のメンバーである
 ことの明かしだった。
 紋章は貸し金庫の鍵として細工されており、2人は金庫の中から聖杯への手掛かりを
 手に入れる。
・その後2人は、ロバートの旧友、ビリーの協力を得る。
  (…どういう理屈か判らんが、このとき2人は連続殺人犯の犯人に仕立て上げられ
  ている。)
・ビリーの口から、聖杯とはカップのことではなく、イエスの妻の亡骸である事が判明。
 そして、この事実を世が知れば、イエスを神の子と崇めるカトリック教派は権威を失墜
 させる事になると指摘。
・さらに、いろいろあって、ソニエールの殺害に関わった黒幕は、ビリーだったことが判明。
 ビリーは、オックスデイとは真逆の思想を持ちながら、オックスデイの中枢に入り込み、
 スパイ行為を働いていたのだ。
  つまり、ビリーはカトリック教派の欺瞞を知りながら、それを暴こうとしない穏健派の
 ソニエールたちが許せなかったようである。
 長門有希と朝倉涼子の関係のようだ。
・スパイ行為に気づいたパシューは、ビリーを連行する。ほったらかしにされた2人は
 再び聖杯巡りの旅路へ。
・たどり着いたのは、ソフィアの生まれ故郷。そこではイエスの子孫とシオン
 修道会縁のものたちがひっそりと暮らしていた。
 …要は、ソフィアもイエスの血脈を受け継いでいたのである。
・あとは…もう、なんかぐだぐたな感じ。

(感想)
最後になるほど、ぐだぐだ感が増してきたように思う。
オックスデイが聖杯を破壊しようとした(イエスの妻の亡骸を処分しようとした)のは、
カトリック教派の権威を守るためであり、逆にビリーが聖杯を求めたのは、その
権威を失墜させんがため、ということらしい。
(イエスは神の子なので、人にあらず、子作りなんかする訳がない、、という
カトリック教派の教義が嘘だったことになるから。)

しかし、イエスの子孫らは、最後にぞろぞろとエキストラさながらに
湧いて出るのである…。
彼らがいる以上、彼らの口から事実が公表されれば、オックスデイの企みなど
全くの水泡に帰すのではないか。

さらに、イエスの妻の亡骸が見つかった場合、それをどうやって「イエスの妻で
あったか」を証明できるのか、その手法が全く説明されていない。
ここが、当作品の一番不可解な点であり、ストーリー上の構成を欠いているとも
思われる点である。

仮に、DNA鑑定によって、その亡骸とソフィアの血の繋がりが証明されたとしよう。
だが、その亡骸の夫がイエスであると、どうやったら証明できるのか。
夫と妻が遺伝的に別個の人間である限り、DNA鑑定での立証は不可能である。

つまり、オックスデイの側から見れば、イエスの子孫の存在も、イエスの妻の亡骸も、
同じように危険ではあるが、権威を失墜させるほどのインパクトはない。
翻って言うと、単に亡骸だけに固執しただけでは意味がない。
物語のストーリー上、オックスデイはイエスの子孫が要ることを知らなかったと見えるが、
それにしても聖杯を巡る彼らの暗躍が、元来あまり意味を成さないものだった事を思うと、
多少の同情を禁じえない。
ストーリーに必然性を持たせるためには、オックスデイによる、イエスの子孫狩りという
ファクターが必須であったように感じる。
両方潰せば、これは確かに少し安心できる。

同じ理由で、ビリーが「イエスの妻の亡骸」にあれほど固執する必然性がよく判らない。
聖杯探しに生涯を捧げた老人の意地であろうか…。

あと、ソニエールが何故ソフィアをロバートに託す気になったか、結局何の解説もなかった。
両者は疎遠だったらしいから、単にロバートの暗号解析能力が買われたということで良い
のだろうか。

映画としては、細かい演出上のまずさもあって、まぁまぁ見れたがもっと良くなったのでは?
という感じの評価である。

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